時が全て解決してくれるという真実と嘘

時が解決してくれるという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。でも本当の理由を考えた人はそんなに多くはいないと思うのです。


私なりにその言葉の意味でわかったことがあります。時が解決してくれるというのは、正しくないということ。正確に言うなら時は何も解決しません。ただ、その問題を人の記憶から風化させ、薄れさせてくれるという面はあるでしょう。そしていつの間にか、まあいいか、と思えるようになったら人はそれを「解決」というのかもしれない。

極端なことを言えば、忘れるということができない人がいるならその問題はいつまでも風化することなく、悩みはいつまで残り続けてしまうかもしれないのです。


解決、というのはとても難しいことです。たとえばトラウマとなった記憶があるなら、時間が経って記憶が薄れても、ふとした瞬間、似たようなことに遭遇したときフラッシュバックするかもしれません。結局時間だけでは解決できないことが意外とたくさんあるのです。


ただ、その辛い記憶を持ち続けて生きていくのは苦しい。ときにそれがその人自身を壊してしまうかもしれない。だから、時間によって風化できるならそうした方が良いのかもしれません。真面目に向き合い続けるのはしんどいから。そうして向き合い続けていても解決するとは限らず、時間が経って自分が成長してその苦しみのトンネルから抜け出していたことに気づくこともあるでしょう。


ただ、時が全てを解決してくれるという言葉を信じて、問題を放置してしまおうとする人がいるなら、それは幻想だと伝えたいと思います。その問題はいつまでも解決されず、むしろ肥大しあなたやあなたの周りの人を苦しませることになってしまうからです。


問題にはいつか向き合わないといけない。消えることはないのです。そして、できれば早い方が苦しみは浅いかもしれません。そしてきちんと向き合った結果、それでも解決しないなら時間に任せてしまっても、逃げてしまっても構いません。向き合うタイミングが今ではないのかもしれないから。そういうときは、時間によって成長した未来の自分に託すというのもありなのかもしれませんね。

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